5月18日(土)には、大人向けのハケの観察会が開かれました。
講師はもちろん「ハケの自然を守る会」の皆さんです。
3年生の保護者の方やコミュニティ・スクール実行委員長、学校からは管理職が参加して学習しました。
学習のために敷地をお貸しいただいている池谷さんに、お話を伺うことができました。
ハケにあるお宅は、もともと材木屋で、現在の池谷さんで14代目なのだそうです。八小付近の他のいくつかのお宅は、農家の他にいろいろな仕事を担っていたようで、昔は素麺屋、紙屋、醤油屋などがあったそうです。材木屋だった池谷さんのお宅では、昔は馬を使って仕事をしていたということで、近くの観音寺に馬のお墓があるという話もお聞きしました。地域にまつわる興味深いお話をお聞きすることができました。
守る会の方からは、植物や虫の面白い話をお聞きすることができました。
例えば、ヤマザクラはソメイヨシノと違い、花が咲くと同時に葉が出るそうです。これは、これから先に霜が降りることがないという合図であり、そのことで農家は田植えのシーズンが来たことを知ることができたのだそうです。
エゴノキについたオトシブミのゆりかごも見つけました。
「子どもの学習」とはひと味違った「大人のハケの学習会」は学びの多い充実した会となりました。お世話になった「ハケの自然を守る会」の皆様、ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。