『コンピュータをより適切、効果的に活用していくためには、その仕組みを知ることが重要です。コンピュータは人が命令を与えることによって動作します。端的に言えば、この命令が「プログラム」であり、命令を与えること が「プログラミング」です。プログラミングによって、コンピュータに自分が求める動作をさせることができるとともに、コンピュータの仕組みの一端をうかがい知ることができるので、コンピュータが「魔法の箱」ではなくな り、より主体的に活用することにつながります。
プログラミング教育は子供たちの可能性を広げることにもつながります。プログラミングの能力を開花させ、創造力を発揮して、起業する若者や特を取得する子供も現れています。子供が秘めている可能性を発掘し、将来の社会で活躍できるきっかけとなることも期待できるのです。』
このように、コンピュータを理解し上手に活用していく力を身に付けるこ とは、あらゆる活動においてコンピュータ等を活用することが求められるこれからの社会を生きていく子供たちにとって、将来どのような職業に就くとしても、極めて重要なこととなっています。諸外国においても、初等教育の 段階からプログラミング教育を導入する動きが見られます。
さて、本校の5年生は、この日の算数の学習の中で、プログラミングを扱いました。児童が指示したコマンドが正しければ、実行すると三角形や四角形・六角形のルートを正しくたどることができます。しかし、思いっきり脱線していくものもあり、何がいけなかったのか、どうすると正しいルートをたどっていくのか、それぞれのペースで熱心に取り組んでいました。